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松尾芭蕉とその門人さんたちの漫画を描いてます。まずは「はじめに」からどうぞ~。
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【実録】「猿蓑」が出来るまで【俳諧の古今集】

芭蕉さんが新しい撰集(アンソロジー)を作ろうって言い出しました。

去来・凡兆の本のはずなのに、なぜか芭蕉さんの本として知られている事実。

追記に補足です。

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これも芭蕉さんの「嵯峨日記」から。

元禄四年四月二十日の夜に、凡兆と奥さんの羽紅(うこう)が泊まりに来て、なんでか四人とも一緒な蚊帳の中で眠ったらしいです。仲良しだなあ…窮屈だろうに。

でもなかなか眠れないので、結局明け方まで語り明かしたそうな。

なにこの修学旅行。

去来「凡兆、羊を数えたら眠くなるよ」

凡兆「羊が一匹…狼が三匹…」

去来「羊、羊!」

芭蕉「一応自覚はしてるんだ」

って芭蕉さんが「嵯峨日記」に書いてました。

アルコールに甘いものって芭蕉さん両刀なのね。

芭蕉さんと去来はお互いの別荘を行き来したり一緒に遊びに行ったりする仲だったらしいです。
なっかよし~。

な、仲良し…?

去来は、貞享三年冬に江戸へ芭蕉さんに会いに行った後、翌年の初夏頃まで京都に帰らなかったらしい。

その間に其角・嵐雪たちとも一緒に句を詠んでたときの話。

あ、これ 参照です。

去来の、

『盲より唖のかはゆき月見哉 (続虚栗)』

の句が、芭蕉さんに褒められたそうです。良かったね。


去来「『見えないよー!』ってピーピー騒ぐより、『キレイだナー…』って黙って見てる方がもえるかと」

芭蕉「確かに!あ、でもどっちもアリかな」

嵐雪「何の話…!?去来も変なネタ振らないで!」

其角「ふさぐならやっぱ唇じゃね?」

芭蕉・去来「…そっか!」

嵐雪「黙れ友よ」


杉風ならどっちでももえるよ。
(だから杉風は関係ないって)

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