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やっとこさ本編です。
まずは去来と杉風の優等生コンビ。
芭蕉さんが一回冗談で、
「去来は関西代表で、杉風は関東代表ね!」
(去来は西国三十三か国の俳諧奉行なり、杉風はひがし三十三か国の俳諧奉行なり 『杉風句集』より)
って言ったらしいので、二人はどうやら芭蕉軍団の西軍・東軍のリーダーのようです。
へえー。
芭蕉さんは句を作るより、指導の方が自信あったみたいです。
芭蕉さんは基本個人指導らしい。
素牛→惟然誕生の瞬間。
芭蕉さんっていうと一人で旅してる渋いイメージがあったそうですが、実はそうでもないんだねって話。
実は一人で旅したのは「おくのほそ道」の旅の後のちょっとだけ。それ以外は誰かと一緒だったり、誰かんちに遊びに行ったりらしいです。
伸びそうな新人さんがいたら、即切り捨てられる常連メンバー。
芭蕉さんの近くにいるのは結構難しいみたいです。
芭蕉さんの句のコンセプトは常に更新されてるんですが、
自分の作風を固定しちゃってた其角と嵐雪は、バージョンアップされた芭蕉さんの作風をインストールしなかったので、芭蕉さんが許六に、
「あの旧態依然野郎どもは相変わらずバカ騒ぎみたいな事してるんじゃな~い?(笑)」
(其角・嵐雪が義は年々古狸よろしく鼓打ちはやし候はん)
って名指しで間接的に嫌味を言ってたそうです。
芭蕉さんもなかなかねちっこいですね。
「芭蕉の門人」を読んでみた感想のような落書きです。
本当に落書きなのでかなり見づらいと思います…。
が、頑張ってください。
「はじめに」で、蕉門の内部構造?の概略が書いてあったので、無い頭を絞ってまとめてみた。
つづく。
堀切実さんの「芭蕉の門人」を読んでみました。
この本を書いた堀切さんは、「みんな芭蕉、芭蕉ってばっか言ってるけど、芭蕉のお弟子さんも含めて研究しなきゃ、本当の芭蕉さんは分かんないんじゃないの?」
と考えていらっしゃるみたいです。
なるほどねえ。
ってことで、芭蕉軍団の代表選手「十哲」を取り上げて、一人ずつおおまかに、人柄、芭蕉さんとの関係、句風、略史、などをまとめています。
堀切さんの十哲のみんなへの視線があったかいので和みます。特に杉風とか、杉風とか!
正直この本を読んで、十哲のマンガ描きたい!と思ったので、バイブルみたいな本です。中古で1円ですが…。良い本なのに。