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芭蕉さんと去来はお互いの別荘を行き来したり一緒に遊びに行ったりする仲だったらしいです。
なっかよし~。
な、仲良し…?
去来は、貞享三年冬に江戸へ芭蕉さんに会いに行った後、翌年の初夏頃まで京都に帰らなかったらしい。
その間に其角・嵐雪たちとも一緒に句を詠んでたときの話。
あ、これ 参照です。
去来の、
『盲より唖のかはゆき月見哉 (続虚栗)』
の句が、芭蕉さんに褒められたそうです。良かったね。
去来「『見えないよー!』ってピーピー騒ぐより、『キレイだナー…』って黙って見てる方がもえるかと」
芭蕉「確かに!あ、でもどっちもアリかな」
嵐雪「何の話…!?去来も変なネタ振らないで!」
其角「ふさぐならやっぱ唇じゃね?」
芭蕉・去来「…そっか!」
嵐雪「黙れ友よ」
杉風ならどっちでももえるよ。
(だから杉風は関係ないって)
去来は一生独身だったけど、恋人はいたみたいです。
彼女さんの名前は可奈女さんで、元・遊女。
彼女さんには甘えてそうだなあ~、去来。
元禄二年師走二十四日、と言えばクリスマスイブ、と言えば恋人たちの日!
(時代いつだっけこれ)
そんな折に芭蕉さんはあえて空気を読まない。
師走二十四日に芭蕉さんは、鉢叩きっていうのを聞きに、去来のとこに泊まりに来たんですが、いつまでたっても来ないので去来が、「かくなる上は私が!」って言って灰皿を叩いて鉢叩きの物真似をしてあげたそうな。
『箒こせまねてもみせん鉢叩き (いつを昔)』
やっとこさ鉢叩きの声が聞こえてきて、芭蕉さんが感想吟を読んだりしてたら、結局明け方近くになってたそうな。
お疲れ様です、去来。
去来「鉢叩きよりジングルベルを…」
芭蕉「リア充ざまあwww」
※補足
鉢叩き…「空也僧が鉦を鳴らしたり、竹の枝で瓢箪を叩きながら、口に和讃や念仏を唱えながら勧進して回る京の冬の風物詩」らしいです。
どうやら徒歩だからトナカイはいないみたい。
タバコに関してはまったくもって同感です…。
まあ個人の自由なんですけどね。
そんな訳で、タバコが嫌いなはずの去来が、ある日きせるを掃除してるのを芭蕉さんが見かけた話。
(『元禄七年閏年五月二三日支考宛芭蕉書簡』より)
正直そんなこと手紙に書かれても返事に困る…。
芭蕉「この味がいいねと君が言ったから五月二三日はきせる記念日」
去来「それなんて俵万智っつーかゴロ悪!」
そんな二人を堀切(著者)さんが「師弟の間のウィットの交換も折々あったよう」だねと温かく見守り、さらにそれを私が生ぬるく見守る図。
去来の別荘、「落柿舎」を他の人が利用するにあたっての注意事項を作るまでは優等生だけど、中身が身内ネタっていう、ふざけてるのか真面目なのかよく分からない去来。
芭蕉さんが落柿舎で書いた「嵯峨日記」に、「昔は杜国(弟子の一人・男)と同じ布団で寝たよ」という記述があったので、拡大解釈してしまいました。
芭蕉さんッタラー。
ちなみに丈草がノーパンな理由。
ある日丈草んちに遊びにきた惟然に、丈草が「穿くのめんどいから」という理由で、ふんどしをあげたことがあったらしいので、それ以来きっとずっと穿いてないんだろうなと、これもまた拡大解釈してしまいました。
あっ、ていうか1コマ塗り忘れてる。遺憾。